近畿学校保健学会

AND OR   大文字と小文字を区別する  
ホーム
学会の目的・活動内容
会則/最新の学会通信
年次学会について

new

研修セミナー
入会ご希望の方へ
役員名簿
過去発表資料(表題検索)
近畿学校保健学会奨励賞
学会通信(PDF検索)
50周年記念誌(表題検索)
リンク集
お問い合わせ


Powered by
kobe-u.com
 
すこやかな学校をめざして
 
あとがき
                                                   白石龍生

近畿学校保健学会の50周年記念事業は、平成12年7月に第1回の企画委員会が開催され、50回年次学会(奈良県)における事業、記念事業および記念誌の編纂の3事業が計画されました。記念誌の編纂は、第2代の幹事長で、和歌山県立医科大学名誉教授の武田眞太郎先生を委員長として平成13年6月より具体的に開始されました。なお企画委員全員が編集委員もかねることになりました。全体のフレームは、年表、そのときどきの想い、それぞれの立場からみた50年のあゆみ、これまでとこれからおよび一般演題の目録という構成で作成することが決まり、まず資料の収集とその内容を読むことからスタートしました。主な資料は、学会通信と50回分の年次学会抄録集でした。年次学会の抄録集はすべてそろっていましたが、学会通信の方は、いくつか残存していない号があり、会員各位から提供を受けるとともに、委員会独自で資料を探しました。武田先生とご一緒に西宮市の故佐守信男先生のご自宅を訪問し、奥様同席の下、佐守先生の書斎の本棚からいくつかの貴重な資料をお預かりしたことが思い出されます。最終的には、学会通信は、第1号から第105号(第19号のみ欠落)までそろえることができました。資料収集がほぼ完了した時点で、委員長の下に4名の小委員を置き、具体的な編纂作業を進めていくことになりました。

50年分の資料が残っていたからこそこの作業が完成できたと考えられ、改めて近畿学校保健学会の歴史の重みを感じるとともに記念誌編纂の一員に加えていただけたことを光栄に思っております。

過去の抄録集を読んでみますと、創設期は、活版印刷や手書きが主でしたが、入力ミスはほとんどなく、体裁が整いしっかりと製本がなされていました。その後、和文タイプライターの普及で和文タイプが増え出します。数字の0や英語のOを入力して原稿用紙を突き抜けてしまったのがついこの間のように思い出されます。当時は抄録の原稿を作成するのはまさに真剣勝負だったように思います。その後パーソナルコンピュータの普及で文章の訂正もやりやすくなったのですが、ワープロ変換ミスというどうしても避けられないことも起こっています。原点を思い出すことも重要ではないかと考えます。

過去を振り返るということは、次に来る未来を予測することに繋がらなければ意味がありません。今年の日本学校保健学会は、近畿学校保健学会の前幹事長(第4代)であった兵庫教育大学の勝野眞吾教授を会長として秋に神戸市で開催されます。本学会の記念事業として、武田先生を座長として日本学校保健学会との共同企画で、『学校の安全と危機管理―子どもの命を守る―』をテーマにパネルディスカッションが行われます。近畿地区は過去に子ども達の健康を守ることが出来なかったつらい体験をしております。これらの事件を考えること(過去を振り返る)を契機にして再び悲しいことがおこらないよう学校保健のますますの充実を期待するものです。このあとがきを書いている時点においても、沖縄県の中学生殺傷事件さらには長崎県での中学1年生による児童殺傷事件が連続して起こり、学校保健の関係者の一人として心を痛めています。子ども達の命を守れなかった事実を真摯に受け止め、原因を解明するとともに、10年後20年後にこの学会は常に子ども達の健康を考え、教育を実践する学会として、胸をはって「しっかり活動していますよ」と答えられるよう精進したいと思います。

最後になりましたが、貴重な資料の提供に応じてくださいました学会関係者各位およびお忙しいときに急に執筆依頼を申し上げたにもかかわらず、快く貴重な原稿をお寄せいただいた皆様に厚くお礼申し上げます。

タイトルにありますように、すべての学校が「すこやかな学校」となることを願ってあとがきとします。


近畿学校保健学会のホームへ
近畿学校保健学会事務所
〒582-0026 大阪府柏原市旭ヶ丘3-11-1関西福祉科学大学 大川研究室
2004 © 近畿学校保健学会 All rights reserved.